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今年の桜を送る

 しつこく降る雨の中を,誘われて,白川沿いの桜を見ようと巽橋近くのお茶屋の2階へ。
 窓から西に向かって,この世のものとも思われぬ桜花の連なる光景を眺め,あでやかな着物姿の芸妓さんたちの酌を受けながら盃を口へ。人々が嘆声を上げる中,雨に打たれて花びらは散り,白川の川面に浮かんで運ばれて行く。京に桜の名所と名のつく場所は様々にあるが,この白川の夜桜に勝るものはないと,常々思ってきたが,このような場所から,このような角度で,見ることができようとは思ったこともなかった。将来にも,二度とあるだろうか。
 雨は止まず,花はいよいよに美しい。確実に,今年の桜はこれに止めを刺した。いくら眺めていても見飽きることはない。時間よ止まれ,と言うべきはこの一瞬ではなかったか。
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by kriminalisto | 2006-04-12 01:13 | 日記・コラム・つぶやき