今度は寝屋川市の小学校で

 2月14日午後,大阪府寝屋川市の市立中央小学校に包丁を持った男が侵入し,校舎2階の職員室にいた教職員3人を刺し,うち1人を刺殺した。児童らにけがはなかった。110番で駆け付けた寝屋川署員が,職員室にいた市内に住む17歳の少年を現行犯逮捕した。現在のところ,少年は調べに対し黙秘しているとのことで,詳しい状況や動機などは不明,とテレビが伝えている。 
 誰もが2001年の大教大付属池田小学校の事件を思い起こしたことだろう。あの事件の場合,犯人・宅間は"エリートの子供"への反感を理由として口にしていたが,本当のところを語りつくさないまま死刑になってしまった。あの事件以来,さまざまな対策が採られたはずなのだが。同時に,新聞やテレビを騒がせる学校侵入事件もあとを絶たない。
 文部科学省が昨年発表した数字では,02年に外部者が学校に侵入した事件は2,168件に達したとされるが,学校が狙われる理由は無防備な犠牲者になりやすい児童がたくさん集まっているからだろう。学校の地域社会への開放が必要と指摘される一方で,学校の安全をいかに確保するかという,困難な課題の解決に迫られているわけで,今後,たとえば警察官や父母の校内パトロールなども導入を迫られるかもしれない。
 しかし,今回の少年が狙ったのは教師だけだったようだ。少年は同小の卒業生で,今回も特定の教員に会いたいと申し出て,教員室へ案内する教員の背後から襲いかかったというが,彼の中には何らかの恨みが凝縮されていたのだろうか。しかし,17歳の少年というが,高校生でも有職者でもないようで,そのこと自体すでに,何か複雑な事情がありそうでもある。
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by kriminalisto | 2005-02-14 22:30 | 日記・コラム・つぶやき
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